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デザイナーズ リレーコラム - DESIGNER'S RELAY COLUMN

デザイナーズ リレーコラム

シチズンのデザイナーたちが綴る、「時」「日常」「デザイン」考。
リレー形式で、毎回新たなコラムをお届けいたします。
2011.11.21 インスピレーションは自然界の創造から - 確かさ と 不確かさ

はじめまして、香港デザインスタジオのBenjaminです。
早いものでシチズンに入社して20年以上が経ちますが、その間、私は常に新しいアイディアを導き出そうと奮闘してきました。

表題の「インスピレーションは自然界の創造から」、これが私のクリエイションのキーワードです。
良いデザインは自然との調和、もしくは相互理解によって生まれるものだと私は信じています。
少し難しく聞こえるかもしれませんが、要は自然の中に身を置いたクリエイションを心掛ければよいのです。

エコ・ドライブの動力源でもある光は自然界に存在する素晴らしい力です。
万物は光なくば生きていくことはできません。
私たちはその光そのものを見ることはできず、光が物体に反射したときに初めてその姿を目にすることができます。
同様に私たちの生活を取り巻く数々の"色"も、光なしでは見ることができません。
青い空、緑の山々。それらはそこに存在する"確かな"ものです。
光のおかげで私たちはこの色とりどりの世界を存分に満喫することができるのです。

しかし同時に"不確かな"こともあります。
例えば、多くの動物は色を認識することはできません。
私たち人間はこの色を認識し、各々の色の良し悪しを感じ取ることができるだけでなく、その色をカスタマイズしたり、新しい色を作り出したりすることができるのです。

かの有名なアルバート・アインシュタインがソーラーエネルギーを発見してから今日に至るまで、多くの研究者たちが様々な角度から光の利用価値について研究を重ねてきました。
最近では、携帯電話やインターネットが良い例でしょうか。
私たちは数多くの情報を携帯電話やインターネットを通じて手にすることができますが、その情報は1/290000秒という速さの光に乗って私たちのもとへ届けられています。
その際、光の存在そのものは見ることはできませんが、私たちが日々、光の恩恵を受けていることは間違いありません。

私たちが"確か"だと考えているものは、実は"不確かさ"を進化させたものだったりします。
私たちは目に映るものだけを「確かなもの」だと捉えがちですが、目というのは制限された一感覚器官に過ぎません。
では、無制限の感覚というものは存在するのでしょうか?

答えは私たち一人ひとりが持つイマジネーションです。

私はデザイナーとして、ユーザーのイマジネーションを刺激するような時計という名のインターフェイスを創造し、ストーリーを内包したデザインを生み出すこと。
これが私の今後のミッションです。

次回は東京デザイナーの井塚氏のお話。
どうぞ彼のクリエイションをお楽しみください。

WRITER PROFILE
Benjamin Cheng
NAME
>Benjamin Cheng
BIRTH
>1968
WORK
>Global Design Work
HOBBY
>Thinking, Playing with Cats,
Jazz, Saxophone Alto Player
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